当会は、資材価格調査、料金調査、工事費調査、建設投資に関する調査・研究、一般経済に関する調査・研究ならびにそれらに付帯するサービスを、品質マネジメントシステム規格 JIS Q 9001 / ISO 9001：2015に準拠して実施しています。この規格に適合した品質マネジメントシステムを構築および実施し、また有効性を検証しながら継続的に改善することにより品質の高い成果を提供します。
調査部門が定期的に開催する価格判定会議等において、調査が品質マネジメントシステムで定める手順と「価格調査基準」「工事費調査基準」等に基づいて実施されているか、また、調査結果は客観性・妥当性が確保されているかについて、総合的な観点から検証を行います。
検証は、調査対象事業所が適切に選定されているか、収集した価格情報は掲載価格の条件に適合しているか、採用した価格が市場の取引実態を反映しているか、地区間格差・品種間格差・規格間格差等は整合性が確保されているかなどに留意して行います。
審査部門が、調査部門とは独立した立場から、調査が品質マネジメントシステムで定める手順と「価格調査基準」「工事費調査基準」等に基づいて実施され、客観性・妥当性が確保されているかについて審査を行います。
審査では、調査部門が開催する価格判定会議への参加や、掲載価格の時系列と変動率および他の価格情報との比較等のデータを用いたチェックなどを通して、課題の指摘や情報提供等を継続的に行うことにより、調査・検証の有効性向上を図っています。
当会が実施する価格調査は、「価格調査評価監視委員会」および「価格審査委員会」において外部有識者による審査を行っています。
「価格調査評価監視委員会」は、調査基準および調査手法・調査プロセス全般を対象とし、委員会が選定したテーマについて透明性・妥当性を審査しており、原則として年3回開催されます。委員会は検査経験者、公認会計士、工学関係の大学研究者、研究機関研究員、設計積算の実務経験者などによって構成されます。
「価格審査委員会」は、当会の出版物に掲載する資材価格、工事費等について妥当性を審査しており、原則として毎月1回開催（工事費等は四半期ごとに開催）されます。審査は、価格が変動した地区の需給動向や市況動向の検証等を中心に行われます。委員会は、工学関係の大学研究者、研究機関研究員、設計積算の実務経験者などによって構成されます。
品質方針
調査・研究および情報提供活動においては、信頼に足る品質の高い成果を提供して、顧客満足の向上に努める。このため、各部門においては、事業環境の変化に留意して顧客ニーズの把握を行うとともに、品質マネジメントシステムの有効性を検証しながら継続的に改善活動を実行する。
認証組織
本部関連部門（調査監理部、土木第一部、土木第二部、建築統括部、積算技術部、経済調査研究所・調査研究部、経営管理部［総務室、研修室］、情報開発部［情報開発室］、制作管理部）
北海道支部、東北支部、北陸支部、北陸支部金沢事務所、中部支部、関西支部、中国支部、四国支部、九州支部、沖縄支部
認証範囲
資材価格、料金、労働者賃金、工事費、建設投資及び一般経済に関する調査・研究並びに付帯サービス
